毎日、日記を書いている。研究日記と題したもので、研究に関することで自分が思ったことから、私生活に及ぶものまで書いている。書くことが楽しいので、苦痛ではない。それはとても楽しい孤独な営みである。
しかし、である。最近になってnoteの更新が明らかに落ちている。卒論を終えて書こうと思った。しかし、筆がなかなか進まない。なんで?と自問自答している。それでも、書き進めるしか、解決策ないと思う。
頑張って、書き進めて入るけれど、どれも下書きで終わってしまう。最後まで完結させることができないのだ。ブログを書くときの書き方というか、テンションというのを一時的に忘れているからだ、と思いたい。
これを書いていて、1年前の夏のことを思い出した。1年前の夏、大学院の院試を目の前に控えているときに、僕は研究ができなくなってしまった。研究最高!と言っている僕が、全然研究する気が起きなくなったのである。
正確に言うと、研究論文を読もうと思っても、アブストラクトのところで読む気が失せてしまう、論文を書こうと思っても、3行くらい書いたところで書く気が失せてしまう。そんな日が続いた。いわば、研究をすることから遠かったのである。
そんなある日のことだった、自分が殺される夢を見た。包丁で刺される夢を見た。刺される瞬間、僕は「ギャー!!」と叫んだ。ここまでが夢で、僕はその「ギャー!」という自分の叫び声で飛び起きた。
その後、涙がこぼれて止まらなかった。部屋で初めて、あんなに長い時間泣いたと思う。院試に落ちたらどうしよう…?という不安とか、このまま自分がどうなっていくのだろう?ということが頭によぎった。そんなこと、今まで考えもしなかったのに、不安で身体が震えたのを覚えている。
カウンセリングを受けていたので、カウンセラーさんに相談したら「あなたこんなに頑張っているのに、あと少しだよ」と励ましてくれた。優しさに包み込まれた、不思議な感覚だった。
話を戻す。noteを更新できないのは、なんでかわからない。毎日更新したいと思っても、筆が進まない、まあ、卒論を書いたので休みたいと身体が叫んでいるのかもしれない。今まで朝イチで卒論を書き進めていた。卒論を書く前まではnoteを朝起きた瞬間から書いていた。
だから、今、身体が元のnoteを朝起きた瞬間から描くという生活に戻そうと頑張っているのかもしれない。noteを書くときは意外と筆が進むものだったのに今は進まない。この記事もかれこれ1時間くらい書くのに費やした。
研究日記はすらすらかける。いや、正確に言うなら、すらすら描けるようになった。無理やり、書いた。そしたら、意外と描けるようになった。まだ卒論を書く前のスピード(35分で3000文字)には戻っていないけど。
心の奥で、何かざわざわしている。そういえば、最近、ストレスが溜まっていた。他人の研究発表を聞いて、今まではコメントを返せていたのに、あまりにイライラして、オンライン越しで怒鳴りそうになった。結局、穏やかに返したけど。後で、友達に褒めてもらった。嬉しい。
書くことで救われている。書くことが、心の処方箋になっている。だから今後もどんなにゆっくりになっても、書き進めたい。卒論に未練はもうないのだから、夏休みくらい、しっかり休んでもいいと思う。心を整えたい。
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